
きらめくオヤジロック・彼は眠れない - 派手なロッカーで鳴らしていたジュリーが次第にテレビに出なくなり、無精ひげを生やしたり、恒例通りに年に一度は新しいアルバムを出してはいたけど曲調はいたって地味で、ジュリー、どうしちゃったの?という雰囲気が数年続いた末に出た、キンキラキンに燦然と輝くアルバムです。派手でロックなジュリーが帰ってきた!という印象を受けること間違いなしです。このアルバムはバンドブームの頃に発表されましたが、とにかく作家陣が凄い!忌野清志朗氏、徳永英明氏、松任谷由実氏、パール兄弟のサエキけんぞう氏、プリプリの奥居香氏、チェッカーズの鶴来政春氏、と、豪華絢爛です。若い作家たちには、「オジサンに、私らの音楽がこなせるか?」という驕りがあったかもしれませんが、さすがジュリー、やってくれます。旬の作家が作った作品も、ジュリーの手にかかってしまえば見事に沢田研二エキスの凝縮されたジュリーな曲に変身してしまいます。派手かつ骨太なロックが前面に出たジュリーのエナジェティックな魅力が一杯のアルバムの創りになっていますが、バラードでもしっとりと、艶のある甘やかな声で、じっくり聴かせてくれます。ジュリーなんておばさんのファンにキャーキャー言われてるから持っている歌手だろうと思っているあなた。このアルバムを聞けばその考えも悔い改まるでしょう。女性の方にはもちろん(とにかく声と歌い方に魅力がありすぎ。とろけます。)、若いロック好きな男性にもイチオシです。うーん、沢田研二、あなどれないイカしたオヤジだぜ!これは文句なく星5つ!